大阪府道5号大阪八尾線

終点:八尾市平田川東交差点

国道170号旧道との交点から。170号旧道は非常に交通量が多いのに道が異常に狭いので辟易する。


しばらく,だらだらと八尾市内を西へ進む。特に面白いポイントはない。


大阪市内に入ると,一部,国道25号・479号を借りながら,「南港通」としてひたすら西を目指す。
典型的な大阪市内の道で,歩道も車道もしっかり整備されている。


何も考えずに直進していると,住之江区にて5号をはずしてしまうので注意だ。
東加賀屋1にて南港通から外れ右折することになる。ちょっとした中小工業地帯を通ることになる。


今度は北行きの府道29号大阪臨海線と重複した後,南津守交差点にて左折,再び西を目指す。
淡々とレポートしてしまったが,正直な話ここまではただの街中の道で,大しておもしろくなかったのだ。主要地方道5号の(道好きにとっての)面白さはここからだ。


なんぞこれ。
しばし直進するとこんな素敵な線形が現れる。木津川を渡るループ橋だ。
ここまで大して面白い思いができなかったので,よけいにテンションがあがる。


ループ橋は狭くてかつ交通量が多いので,歩道を通らないことにはどうしようもない。結構ちゃんと整備されているので不快ではない。ぐるぐると回って高度を上げていくのはなかなか楽しい。
なお,この部分については今日び珍しい「渡し舟」がある。歩行者と自転車はわざわざこの面倒なループ橋を渡らずとも舟によって向こう岸へ行くことができるのだ。日常の足としてしっかり利用されているようだ。




千本松大橋。
高度が高い(どうやら船が通れるようにらしい,まわりにも多くのループ橋が見えた)ので,大阪港を眺め,さらには梅田方面まで見渡すことのできる愉快な橋だ。さすがに自動車は停車する余裕が無いと思うが,歩行者・自転車はぼけっと景色を眺めるのが楽しい,隠れた名所だ。


南港通から大正通と名前を変えた5号は,いかにも臨海といった感じの大型トラック多発地点である高規格道路に突入する。港周辺の道ってなんか独特の空気を感じるんよね。


どこまでも西に向かっていたら海に飛び込んでしまう。というわけで,5号は有料道路「なみはや大橋」となって,橋を利用していったん行き先を北に転じることになる。写真は,その入り口付近。


さて,当該有料道路を自転車で通行できるものかと考えていると,ちゃんとスロープのある歩道が用意されていて,しかも無料で通行できるときた。北摂では大阪府道を京都府道と比較してずいぶんこきおろしてきた筆者だが,この心意気にはちょっと大阪府を見直したぜ。


歩道からは,阪神高速湾岸線の港大橋の綺麗な景色も見える。


なみはや大橋では,トップに至るまでかなり強烈な登りになって意外にしんどい(筆者は「俺は箕面の山を走り回っている山岳派やぞ!」と気合を入れて登った)。


ここも先ほどの千本松大橋同様,大阪港の風景を眺められ楽しい。


なみはや大橋をすぎると,後は海岸通と名前を変えたいかにも港の道といった道を西側に進む。その上を前述した湾岸線が大胆に越えていく絵は圧巻だ。


このあたりのちょっとした見所としては,煉瓦作りの三井倉庫。壮観だ。


起点:港区築港東。国道172号と交わって終わる。

大阪港八尾線道は歩道もあり,街中では高規格道路であったりしてわりに走りやすい。ただ,見所は大阪港周辺に集まっているので,生活道路としての利用以外でこの道を楽しむには(←レア?変人?),大阪港周辺をオススメする。

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